概略
モニターの前に座った観客を映像の出演者として撮り込む、アーケードゲーム型のロードムービー。交通機関や飲食店にあるボックスシートを舞台に、対面する人物とコミュニケーションを取ることでシーンが展開される。この体験はモニター越しの擬似的な交流やツーリズムの可能・不可能性を提示する。
プロフィール
ヴィデオアーティスト。オンスクリーンメディアとの関わり方をテーマに制作活動を行う。かつての人類が狩りをすることで遊びつつ社会訓練をしていたように、その遊戯性が、今日の人々がカメラの前で演じることにあると仮定する。観客を映像の出演者として撮り込むことで、観客と映像、あるいは見知らぬ観客同士に何らかの不可分な関係性を見出そうと試みる。
https://shotohayakawa.org