
石橋 素
エンジニア/アーティスト/ライゾマティクス
1975年、静岡県生まれ。東京工業大学制御システム工学科、国際情報科学芸術アカデミー[IAMAS]卒業。2011年よりライゾマティクスを共同主宰。デバイス、ハードウェア制作を主軸にアートパフォーマンス、ライブエンターテイメント、インスタレーションなど、多領域にわたり活動をしている。アルスエレクトロニカ、カンヌライオンズ、文化庁メディア芸術祭など受賞多数。

織田 笑里
404 Not Found ジェネラルマネージャー/チョコとマシュマロ合同会社代表
放送局にて番組宣伝、国際ビジネス、動画配信事業やオウンドメディアの担当を経て新規事業の企画立案実行を担当。現代アートを紹介する番組『アルスくんとテクネちゃん』(2020–2021)の立ち上げ・制作や、臨海副都心エリアでの屋外アートイベントの企画制作に中心的に携わる。2024年放送局を退社後、クリエイター創造拠点「404 Not Found」のジェネラルマネージャーに就任。様々なジャンルで活躍中のクリエイターを支援するほか、JR東日本の首都圏主要10路線とゆりかもめの車内モニターで放映されている番組配信プラットフォームTRAIN TVにて、アート番組『これビ -これ、現代美術です‐』(2025–)をプロデュース。

さやわか
批評家/マンガ原作者
著書に『僕たちのゲーム史』(2012)、『僕たちとアイドルの時代』(いずれも星海社、2015)、『名探偵コナンと平成』(コアマガジン、2019)、『世界を物語として生きるために』(青土社、2021)など。マンガ原作に『永守くんが一途すぎて困る。』(ふみふみこ作画、LINE、2021–22)、『ヘルマンさんかく語りき』(倉田三ノ路作画、KADOKAWA、2023–)など。「ゲンロン ひらめき☆マンガ教室」主任講師。

庄野 祐輔
編集者/キュレーター/デザイナー
兵庫県生まれ。90年代から国内外の草の根文化を発信するインディペンデントマガジンを発行。現在は活動の場をオンラインへ移行し、インターネットが生み出す文化を観測する活動を続ける。自身のメディア「MASSAGE MAGAZINE」を運営する傍ら、2022年にはNFTに関する包括的な論説とアートワークを集めた書籍『THE NEW CREATOR ECONOMY』(ビー・エヌ・エヌ)を発行。また年鑑「映像作家100人」では、映像のクリエイティビティのリサーチと情報の発信に携わる。まだ見ぬ文化の情報を探求/発信し続けている。

高嶺 格
美術作家/多摩美術大学彫刻学科教授
1968年鹿児島生まれ。京都市立芸術大学美術学部工芸科/国際情報科学芸術アカデミー[IAMAS]卒業。現代社会に潜む見えにくい存在や仕組み、人間の無意識を、映像や写真、演劇、パフォーマンス、インスタレーションなど様々な手法で浮かび上がらせる。主な展覧会に、目が不自由な人の案内で鑑賞する「大きな休息」(2008、せんだいメディアテーク/宮城)、東日本大震災を機に、日本人のアイデンティティに迫った「高嶺格のクールジャパン」(2012、水戸芸術館現代美術ギャラリー/茨城)ほか。2024年より秋田公立美術大学客員教授。

西川 美穂子
東京都美術館学芸員
2025年より現職。2004年から2024年まで東京都現代美術館学芸員として、「MOTアニュアル2008 解きほぐすとき」(2008)、「靉嘔 ふたたび虹のかなたに」「MOTアニュアル2012 Making Situations, Editing Landscapes 風が吹けば桶屋が儲かる」(いずれも2012)、「フルクサス・イン・ジャパン2014」(2014)、「Viva Video! 久保田成子展」(2021 – 22、共同企画)、「MOTアニュアル2022 私の正しさは誰かの悲しみあるいは憎しみ」(2022)などを企画。

原 久子
大阪電気通信大学総合情報学部教授
現代美術批評誌『A&C:Art & Critique』の編集に携わる。1992年に中ザワヒデキらとともにMac版フロッピーマガジン『JAPAN ART TODAY』を、97年にウェブアートマガジン『ART 遊覧(現)』を立ち上げ。様々な媒体に執筆、編集で関わる。主な共同企画に「Move on Asia」(2002 – 、LOOP/韓国、ZKM/ドイツほか)、「六本木クロッシング:日本美術の新しい展望2004」(2004、森美術館/東京)、「あいちトリエンナーレ2010」(愛知県美術館ほか、2010)。共編著に『変貌する美術館―現代美術館学 II』(昭和堂、2001)など。アーティスト・イン・レジデンス、文化政策、創造環境の調査等のリサーチャーとしても活動。

モンノ カヅエ
映像作家/XRクリエイター/TOCHKA
クリエイティブ・デュオTOCHKAの一人として、2005年よりコマ撮りと長時間露光撮影でアニメーションを描く「ピカピカ」の技法を編み出す。長時間露光写真とストップモーション・アニメーションの手法を組み合わせ、ペンライトを使って空中に線を描くことでアニメーションをつくることを可能にした。アニメーション映画祭から現代アート、コミュニティアートの分野で幅広く活動している。

米光 一成
ゲーム作家
広島県生まれ。代表作『ぷよぷよ』(1991)、『BAROQUE』(1998)、『はぁって言うゲーム』(2017)、『あいうえバトル』(2021)、『JumPonKing』(2025)など、コンピュータゲームからテーブルゲーム、儀式まで幅広く作品をつくり続けている。2007年に参加型演劇作品『ぼくがゲームを作らないと世界は滅びてしまうから』作・演出。また19年に儀式作品『記憶交換ノ儀式』作・演出。23年4月2日、24年3月30日「儀式フェス」開催。デジタルハリウッド大学教授。

若見 ありさ
アニメーション作家/東京造形大学准教授
愛知県出身。国際情報科学芸術アカデミー[IAMAS]卒業。ドキュメンタリーと虚構の狭間を行き来しながら作品を制作。自身の出産体験を元に企画・制作した『Birth- つむぐいのち』(2015)、『Birth - おどるいのち』(2017)、『Birth - めぐるいのち 』(2020)がLos Angeles Documentary Film Festivalベスト監督賞、映文連アワード優秀企画賞、あいち女性国際映画祭観客賞ほか多数受賞。宮崎県で語り部とともに制作した『ガラッパどんと暮らす村』(2022)が映文連アワード2022文部科学大臣賞受賞。作品制作以外にワークショップを美術館、映画祭、小学校などで展開。日本アニメーション協会理事。