岡部 美紀
独立行政法人国立美術館国立アートリサーチセンター国際発信・連携グループリーダー
早稲田大学政治経済学部、慶応義塾大学文学研究科(西洋美術史)修了後、世田谷美術館、横浜美術館にて学芸員として勤務。その後国際交流基金にて、ヴェネチア・ビエンナーレ、サンパウロ・ビエンナーレなど国際展における日本人作家の展示、海外主要美術館での展覧会のほかキュレーターの交流事業などを担当。2023年より現職。主な担当展覧会に、「亀裂」(1996、ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展)、「おたく:人格=空間=都市」(2004、ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展)、「東京:1955–1970」(2012–13、ニューヨーク近代美術館/米国)、「Life of Animals in Japanese Art」(2019、ナショナル・ギャラリー・オブ・アートほか/米国)など。
金築 浩史
展覧会エンジニア
1962年、島根県生まれ。91年、株式会社ザ・レーザーの入社面接時に東京都写真美術館準備室こけら落としイベントのステラークらのイベントを体験。その後、ARTECの設営・運営などメディアアートの展覧会を行う。93年よりフリーランス。現在に至る。近年の仕事に、「デザインあ 展」(2018–21、富山県美術館ほか)、「MANGA⇔TOKYO」展(2018–20、ラ・ヴィレット/フランス、国立新美術館/東京、大分県立美術館)、第25回文化庁メディア芸術祭受賞作品展(2022、日本科学未来館/東京)、文化庁メディア芸術祭25周年企画展(2023、寺田倉庫B&C HALL / E HALL/東京)、「ICC アニュアル 2024 とても近い遠さ」(2024、NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]/東京)などがある。令和5年度文化庁長官表彰を受ける。
沓名 健一
アニメーター/アニメーション監督/アニメーション研究家
1983年、愛知県生まれ。名古屋学芸大学メディア造形学部映像メディア学科卒業。10代よりアニメーションをウェブ上で公開、それが業界人の目にとまり大学在学中からテレビアニメに原画として参加。卒業後フリーランスのアニメーターとして、原画、作画監督、キャラクターデザイナーとして活躍。デジタル作画の先駆者としてアニメーション業界では知られている。近年の代表作に、『ぶらどらぶ』(2021)、『火狩りの王』『魔法少女マジカルデストロイヤーズ』(いずれも2023)のOPアニメーション、絵コンテ、演出、作画監督など。
土佐 信道
明和電機代表取締役社長
1967年、兵庫県生まれ。92年、筑波大学大学院芸術研究科修士課程修了。93年に兄・正道とともに芸術ユニット「明和電機」を結成し、代表取締役副社長に就任。さまざまなナンセンスマシーンを開発しライブや展覧会など、国内外で広く発表する。2001年、前社長・正道の定年退職に伴い代表取締役社長に就任。09年、音符の形の電子楽器「オタマトーン」の商品開発。22年、「明和電機ミュージックマシーン店」を秋葉原にオープン。23年には明和電機としてデビュー30周年を迎えた。
森山 朋絵
メディア芸術キュレーター/東京都現代美術館学芸員
1989年より学芸員として東京都写真美術館の創立に携わり、映像メディア展を多数企画。2007年より現職。東京大学、早稲田大学ほかで教鞭を執り、ZKM、マサチューセッツ工科大学、ゲティ研究所招聘滞在後、アルスエレクトロニカ、NHK日本賞、第1回SIGGRAPH Asia議長を歴任。東京都現代美術館にて、名和晃平(2011)、吉岡徳仁(2013–14)、ダムタイプ(2019–20)、ライゾマティクス(2021)らの個展を手がけ、映像装置やテクノロジーと芸術の協働、展示支援システムの研究と実践を行う。日本バーチャルリアリティ学会大会フェロー。大阪芸術大学アートサイエンス学科客員教授。