概略
スマホとネット環境が行き渡った現代では、昨日のニュースやバズは、今日にはもう忘れられている。Twitter等のトレンドワードを引用し、俳句や川柳を学習したAIが「今日の一句」を自動生成し、SNSで広告配信を行う。配信成績をAIにフィードバックし、補正を繰り返す。これを毎日行い、人間の営みを機械の視点から描いた「今日の一句」をコレクションしていく。WEB上で生まれては消えていくコトバの刹那性と機械学習による日本語表現の「おかしさ」を探求する試み。
プロフィール
石橋 友也
1990年生まれ。生命科学を学び、2014年早稲田大学大学院卒業。2011年より早稲田大学生命美学プラットフォーム「metaPhorest」に参加。バックグラウンドである生物学の知識や技術を援用した作品群(バイオアート)を始めとして、科学的なアプローチで表現活動を行う。2015年より広告会社に所属し、WEB/SNS/テクノロジー関連の広告企画・制作を行う。
https://www.shibashiishibashi.com
新倉 健人
1989年生まれ。データ・サイエンティスト/エンジニア。2014年東京工業大学大学院卒業(理工学研究科数学専攻)。微分幾何、特に高次元空間の収束と崩壊理論を専攻。2015年に広告会社に入社し、以降データドリブンマーケティング業務に従事。その一方で独自のディープラーニングの研究を行い、キャッチコピーに自然言語処理を導入した『AIコピーライター』を開発。