概略
『自転車乗りの少女』は、刻々と変化していく景色と音を、少女が漕ぎ進める車輪に乗せて、ただ見てただ聞く、映像音響作品です。第1作目は那須ショートフィルムフェスティバルで制作され、ロケ地は山、主役はわたし自身でしたが、今回ロケ地は日本のどこか人の住んでいる町、主役はその町の娘をスカウトしようと思います。現実に存在する町を素材に、嘘と事実を混在させながら進んでいく時間を、つくりあげたいと思います。
プロフィール
1987年山口県生まれ。日本女子体育大学舞踊学専攻でダンスを学んだのち、東京藝術大学大学院映像研究科に進む。ぞくっとする感覚を素材に、見ること、聞くことの結晶である映像に落とし込み、作品を制作している。2015年に監督した自主映画『ほったまるびより』が文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門新人賞を受賞。同作はパフォーマンスと特殊効果を使った踊る映画の上演作品としても劇場やライブハウスで発表されており、台湾、韓国、日本などアジア各国で上演され、好評を博す。
http://naoyoshigai.com