概略

「あらがい、もがく」姿は、とても危うく、脆い。しかし、そこには言葉で形容しがたい刹那的な美しさが見え隠れする。そんな「あらがい、もがく」姿を、空間を漂うカイトによって人工的に作り出す試み。複数のモータによって張力と浮力と遠心力のバランスをとりながらカイトを高速制御することで、あらがいの軌跡を空間に描く。

プロフィール

2010年東京大学大学院修了。技術やツールにこだわることなく現象に着目した実験製作を行う。 これまで、残像現象を利用した空間ディスプレイや、コアンダ効果を応用したkinetic sculptureなどを制作し、Ars Electronica、21_21DESIGN SITE「動きのカガク展」など国内外の展示会で作品を発表。
http://ryokishi.org