概略
広大な闇の中、スポットライトに照らされた「デッサンのモチーフ」と「モデルの座る椅子」が置かれている。周囲には、様々な大きさの凸レンズが吊られ、空白のカンバスに「映像」を映し出す。映像はただ凸レンズによって作られ、何の電気的・機械的プロセスも介在していない。参加者はそこでモデルとなり、撮影者/観察者となり、自らの「見る」という行為と向かい合う。
プロフィール
映像作家。アナログとデジタルの境界、感覚の粒子化をテーマに、 実写・CGの両方にまたがる様々な独自手法の映像作品をはじめ、近年は「映像」そのものをテーマとするインスタレーション作品を多く発表する。立体映像作品『SHADOWLAND』で、アルスエレクトロニカ2014 Award of Distinction 受賞。ほかに、コマのない動画カメラシステム『これは映画ではないらしい』などがある。
http://www.goshiman.com