概略

魔術や信仰、科学やテクノロジー。両者はそれぞれ遠いところにいるように見えて、 どちらも「ここにはない何か」を再現するという性質において、実は極めて親和性が高く、近い場所にいる。『デジタルシャーマン・プロジェクト』では、科学技術の発展を遂げた現代向けにデザインされた、新しい祈りのかたち、葬り方のかたちを提案する。日本人特有の生命や死の捉えかたを探求するリサーチプロジェクトとしても機能させる。

プロフィール

アーティスト、妄想監督。
1988年愛知県生まれ。早稲田大学文化構想学部卒業。学生時代より、日本独自の文化とテクノロジーを掛け合わせたデバイス、インスタレーション、パフォーマンス作品を手がける。主な作品に、大根が艶かしく喘ぐデバイス『セクハラ・インターフェース』(2012)、虚構の美女と触れ合えるシステム『妄想と現実を代替するシステムSR×SI』(2013)、脳波で祈祷できる神社『@micoWall』(2012)等がある。
http://etsukoichihara.tumblr.com