概略
作者が生まれ育った場所である長野県の「左美都(三水)」を紹介し考察する疑似考古学的展示。映像・絵画・立体・テキストを用い、博物館展示のさまざまな方法を援用して展示を設計。ただし、作者自身の実感を織り交ぜるフィクション、意図を込めた展示となる。誰にでも生まれ育った場所がある。それは、今どこに住んで何をし、過去からどれほど変化しているとしても、逃れられない固有の根源であることを示す。
プロフィール
美術家。1984年生まれ。2013年、東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業。油彩表現に固執した活動を展開し、〈洞窟(≒単位世界)〉や〈いと(≒物語[り])〉などの新しい種(=概念)を蒔く。
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