概略

多様性の入り口として自己と向き合う扉を用意するインスタレーション。扉には顔画像認識技術を活用した仕掛けがあり、いつもとは違う自分を受け入れることで、自己の多様性を認識することの可能性を探索する。扉を開く前と後、双方の空間には複数の音が流れ、聴取を体験者に委ねることで、多様性の中の自主性を空間によって提供する。この二つのアプローチにより、現代を生きる当事者としての意識を促す。

プロフィール

小原 開:慶應義塾大学大学院在籍。DJと観客の相互交流性に着目したパフォーマンスツールの開発や、イベント企画に取り組む。

柴田 莉紗子:慶應義塾大学在籍。身体運動や定位に着目した即興パフォーマンス、インスタレーションなど、音響作品の制作を行う。

丸山 翔哉:サウンドアーティスト、慶應義塾大学SFC研究所所員。聴取環境についてのサウンドスタディーズのリサーチから、音響表現を中心にインスタレーションやVR作品等の制作を行う。