概略

世界的なパンデミックで現出した、他者との交流を制限され、テレビでは感染者が数字として連日報道される日常。その時期に、街に住む人たちは、どんなことを考え、どんなふうに過ごしていたのか。何に不安を感じ、希望を見出して過ごしていたか。変化の時間のなかにあった、「歴史に残ることのない、ささやかな、誰かの日常」の漠然とした不安な日々を忘れないための作品を制作する。

プロフィール

情報科学芸術大学院大学[IAMAS]在籍、anno lab所属。福岡県北九州市生まれ、福岡市在住。広島市立大学在学中から動きを創造することや動きに興味を持ち、アニメーション制作を開始。2016年、広島市立大学大学院芸術学研究科造形芸術専攻修了。近年は、さまざまな人の人生における疎外感や孤独についての短編アニメーションを制作。身体と映像の関わりを探るために、アニメーションを用いたインスタレーション作品のシリーズにも取り組む。
http://sakurako-m.com
https://annolab.com