概略
「文学作品の文字テキストをアニメーション化する」というユニークな手法で世界的に評価を受ける折笠良監督の最新短編アニメーション『みじめな奇蹟』。詩人・画家アンリ・ミショーが書いた同名のエッセイを原作とする本作の日本語吹替版を制作する。
プロフィール
土居 伸彰:1981年、東京都生まれ。短編・インディペンデント作品を中心としてアニメーションについての研究・評論・執筆を行う。また、国内外の映画祭・コンテストでの審査員・キュレーションの経験も多数。株式会社ニューディアーの代表として、アニメーション映画の配給やプロデュース等の活動も。著書に『21世紀のアニメーションがわかる本』(フィルムアート社、2017)、『新海誠 国民的アニメ作家の誕生』(集英社、2022)など。
折笠 良:1986年生まれ。茨城大学教育学部、イメージフォーラム映像研究所、東京藝術大学大学院映像研究科で学ぶ。『水準原点』(2015)は、ザグレブ国際アニメーション映画祭2016ゴールデンザグレブ賞、第21回文化庁メディア芸術祭アート部門優秀賞など、国内外で数多くの賞を受賞。『みじめな奇蹟』(2021)はフランス、カナダ、日本による国際共同製作で、カナダ国立映画制作庁(NFB)で作品を制作した2人目の日本人監督となった。