概略

聴覚によるランドスケープの形成を試みるサウンドインスタレーション。鑑賞者は、長野県立美術館屋上から見える遠方の複数箇所に設置された集音システムからの環境音をリアルタイムで聞く。作品が目指すのは、景色で身体を移動させ、音でその土地にテレプレゼンスし、事実に基づいた新たな景色(想起される景色)を獲得させることである。聴覚/視覚の同期にズレが生じ、聴覚による空間探査をする時に見える景色を示す。

プロフィール

サウンドアーティスト。マルチチャンネル音響を用いた屋内外のサウンドインスタレーションや舞台公演、自身の声の多重録音を特徴とした作品制作を行う。これまでNTTインターコミュニケーション・センター[ICC]、山口情報芸術センター[YCAM]、東京芸術劇場、愛知県芸術劇場、長野県立美術館、国際音響学会、羽田空港などで展示。
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