概略

殺された女神の身体から食物がもたらされるという、ハイヌヴェレ型神話を題材にした短編アニメーション。なぜ、女たちは殺され、その身体は肥しとして大地に還り、豊穣と繁栄のために贈与されるのか。彼女の肉体そのものである土や米、芋、肉、壺などをアニメーションで動かし、割る、潰す、混ぜるといった動作を通じて彼女の姿を追っていく。

プロフィール

美術家、アニメーション作家。立体アニメーションの短編映画やインスタレーション、写真、立体作品を制作。アニメーションを死から生へと転換する動力とし、人形や経年劣化の伴う物質を使った映像作品を制作する。第22回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品、第68回オーバーハウゼン国際短編映画祭エキュメニカル審査員によるスペシャルメンションなど、国内外の映画祭で受賞、展覧会で発表している。
http://www.shinobusoejima.com