概略

日々の繰り返しから身近に感じる「永遠」という感覚と、映像のループ再生による完璧な同一の時間の繰り返しを引き合わせて、意識下に存在する永遠性のズレを見つめる。複数の映像が異なるループ再生時間の繰り返しの中で重なり合い、遭遇する調和を模索する。タッチスクリーンを触れることで動き出す映像を通じて、指先で感じ取る映像の重力と時間の密度の表現に挑戦する。

プロフィール

東京都生まれ。英国のセントラル・セント・マーチンズにてファイン・アート科を卒業。現在は東京を拠点に活動している。映像と写真を手法、題材として、二つのメディアを同時に行き来することで新たな視点を模索し、身近なものを被写体に映像の立体化を試みる。二次元上に映る時間や空間、物質性などの感覚や記憶のズレに焦点を当てながら制作を続けている。
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