概略

『MorphFlux』は、磁性流体の形状と流れが相互に作用しながら絶えず変化する実体ディスプレイのキネティックインスタレーション作品。本企画では、そのキネティックな表現を基盤に、さらに形態・動き・概念を拡張した作品群を「The MorphFlux Series」として展開。結びつきと切り離しが繰り返されるような関係性を想起させるとともに、個々の境界を曖昧にしながら関係しあう新たな表現を探る。

プロフィール

1995年愛知県一宮市生まれ。アーティスト、HCI(ヒューマンコンピュータインタラクション)研究者。東京大学大学院情報学環助教。博士(学際情報学)。姿を柔軟に変えられる液体のマテリアルとしての特徴に惹かれ、新たな液体表現の創出に没頭する。主な作品に、『see-saw』(Ars Electronica Festival 2022)、『MorphFlux』(ENCOUNTERS 2025)、『Entangled Liquidities』(Ars Electronica Festival 2025)など。経産省認定未踏スーパークリエータ。
https://www.takafumi-morita.com