概略

3DCGにおけるモデル(形態)とマテリアル(素材)の関係を現実世界で操作し、新たな意味を探求する建築メディアアート作品を制作する。作家の祖母の小屋を解体し、部材を象徴的な構造物へ再構成。かつての記憶や地域性を可視化し、廃材を文化的・経済的価値へと転換する。全国の空き家問題に対し、解体と再構成による創造的な可能性を考える。

プロフィール

青森県弘前市生まれ。建築家・デザイナー。武蔵野美術大学建築学科卒業後、坂茂建築設計で3Dビジュアリゼーション業務に従事。現在は再生しても使い手のない空き家をアートオブジェクトとして再構築するプロジェクトを進めるほか、グラフィックデザインの知見を活かし多様な企画に伴走。立体と平面、建築とグラフィックを横断し、既存の尺度や次元に捉われない新たな表現手法を模索している。