概略

光に音声重畳を行う可視光通信の仕組みを利用し、LEDとオシレータ、レコーダーを使ったポストアンビエント楽器を制作する。同様に、レーザーへの音声重畳とレーザータグの描画を同時に行う、音声送信プロジェクターの作成も試みる。いずれも、音声再生装置の表象にコンテクストを重畳する音声再生装置として、演奏およびインスタレーション作品のためのツールとして開発する。

プロフィール

アーティスト。音の取り扱いとDIYによる自由をテーマに、自作装置や楽器による展示、演奏を国内外で行う。道具と身体、通信のレイテンシーと即興性などから立ち上がる差異に興味をもち、そこから想起される詩と物語性を問う。近年の作品に、女優ヘディ・ラマーの生涯と通信技術をテーマとした『Any girl can be glamorous』(2025、第18回 shiseido artegg賞受賞)など。
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