概略
「メディア」という言葉がニューメディアやデジタルメディアといった一部のメディアを代表したために派生的に生まれた「メディア(+)アート」という奇妙な名称は、しかし、芸術と媒体の関係にオルタナティブな視点と衝動を持ち込む可能性を有する。本企画は、メディアそのものが芸術作品の本体として、美的判断の対象として制作される芸術を提示する。
プロフィール

1999年山口県生まれ。アーティスト。東京都を拠点に活動。独自の「媒体」を発明・彫刻する実践を通じて、知覚やコミュニケーション、移動を含む「媒介」について探求している。制作と並行して、内容に開かれた媒体そのものを芸術作品とする実践を「メディウムアート/Medium-Art」と名づけ、その理論的背景と系譜をリサーチしている。現在東京大学大学院学際情報学府博士課程に所属。日本学術振興会特別研究員(DC1)。
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