概略
「火を見る」という行為を軸に、火薬と花火、暴力と祝祭などそこに含まれる両面性を素材として扱い、俯瞰する、見上げるなど多視点から捉えた画で構成された映像インスタレーションを展開する。映像と空間の関係性を通じて、「視点のずれ」や「記憶の揺らぎ」を可視化する試み。
プロフィール

日本大学芸術学部映画学科在学中に花火と出合い、卒業後は花火師として国内外で活動。国際花火競技会での優勝経験も持つ。現在は東京藝術大学大学院博士課程に在籍。自然現象に宿るエネルギーを起点に、火薬の構造や身体性、文化的背景に着目した作品を展開。主な展示に「CULTURE GATE to JAPAN」(2022、羽田空港/東京)、「ATAMI ART GRANT」(2022、熱海/静岡)、「150年」(2025、東京)など。
https://www.shimadasayaka.com/