「視ることの触覚的な交差」に関する連作の制作・発表

近くで誰かに見つめられるとき、触られているような感覚を覚えたことはないだろうか。作家はさらに、自分を見ている他者の視線に取り込まれ、その視覚を通して自己を捉えているかのような感覚に陥ることがあるという。本プロジェクトでは、こうした視覚における触覚的な相互作用や逆転を、複数の作品を通して鑑賞者に追体験させ、新たな感覚を立ち上げることを試みる。

東京都生まれ。言語表現、人間の視点と身体性に着目した作品制作を主軸とし、誰もが身体を通して楽しみ、物事を捉え直す体験の創出を目指している。2022年、アーツカウンシル東京によるスタートアップ助成を受け個展「multi-lingua-body」（2022、Gallery Hitch Hiker Tokyo）を開催。受賞歴にSICF20ワコールスタディホール京都奨励賞など。東京大学工学部機械工学科卒業、同大学院学際情報学府学際情報学専攻修了。
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