概略

雑草を人口草に置き換え、都市の管理された美観と自然の乱雑さの間に存在する緊張関係を示す展示。利権やプライバシーの問題、管理者の存在などを投影し、無意識の干渉が日常をどう形成するかを反映させる。また、路上の園芸や民藝に見られる私的領域と公的領域の共存と摩擦とをリンクさせ、都市への象徴的な介入を通じて、曖昧さやその意味を問いかける。

プロフィール

2003年生まれ。「私たちがいるから私がいる」をテーマに、社会や労働、民俗や路上などにおける私共性や無意識のつながりを表現している。インスタレーションやフィールドワーク、パフォーマンスを中心に作品を制作。その他の活動にはアートコレクティブ「BLLLE!」、生活・展示空間の狭間をコンセプトに展開する「超家」など。祭礼などに触発され、内輪は前衛であると理解し、カルチャーの形成を模索している。
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