概略

コンピュータ・アートには独自のプロセスやアルゴリズムを探求し、作家固有の表現手法を見出すことが不可欠である。本作では、「手描きの計算」という概念を主軸に据え、手描きの表現と計算機による描画が交差する領域に計算機を用いた新たな視覚表現を探求する。両者の根本的な差異と特性に着目し模索することで、単なる技術的模倣や表層的な再現を超えた独自の手法の確立を目指す。

プロフィール

栃木県生まれ。情報科学芸術大学院大学[IAMAS]博士前期課程修了。コンピュータ・アートと呼ばれる芸術分野で用いられた表現手法に、現代の技術や異分野の技法を掛け合わせることで、独自の生成プロセスを構築し作品を制作する。参加した主な展覧会に、「恵比寿映像祭2024」(恵比寿ガーデンプレイスセンター広場ほか/東京)、「2023アジアデジタルアート大賞展FUKUOKA受賞作品展」(2024、福岡市美術館)など。
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