概略

鑑賞者の顔や声を他人のものに変換することで、自分を相対化し、他者への想像力を再起動するアートリサーチプロジェクト。変換には、ディープフェイク技術を用いる。所与のものであった自分の外見や声といった属性を一度手放すことで、だれもが無意識に持っているジェンダー、年齢、国籍などに対する固定観念を浮き彫りにすることを企図する。

プロフィール

AIエンジニアの安野貴博とデザイナーの山根有紀也によるアートコレクティブ。計算機科学における投機的実行を参照しながら、未来で必要になるかもしれない実験を先駆けて行うことを「投機的実験 Speculative Experiment」と定義し、生成AI以降の人間と機械との関係や、人の世界認識のあり方を模索する。
https://experiment.tokyo