概略

画像生成AIの一つである拡散モデルの生成プロセスに着目し、そのプロセスと有機物が分解して土に還る様子を重ね合わせることで、破壊と生成が相互に行き来するさまを描く作品。拡散モデルは、画像データの拡散過程(ノイズが加えられてデータが破壊される過程)を学習したもの。実際に物質を土壌分解させ、その映像をAIによる映像と対比することで、画像生成の新しい側面を映し出す。

プロフィール

1989年生まれ。メディアアーティスト、エンジニア。デジタル世界における人間らしさ、人間の創造性はどこへ向かうのかをテーマに、新しい映像表現の研究・社会実装・作品制作・舞台演出などの活動を行う。作品は「SXSW 2020」、「SIGGRAPH Asia」(2019、ブリスベンコンベンション&エキシビジョンセンター/オーストラリア)、「Media Ambition Tokyo」(2019、六本木ヒルズ/東京)、「ECCV 2018」(ガスタイク/ドイツ)などで発表。
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