概略

既存の楽器の改造や自作楽器を用いたフィードバックの音による演奏は、その空間の響きや居合わせている人々によって一回性が構成される即興性の高い音楽作品である。本プロジェクトではアンビソニック録音(立体音響の収録技術)を用いて、空間や時間に縛られていた音楽体験をインスタレーションとして展示する。

プロフィール

石川観月:ベルリン在住のサウンドアーティスト。即興という手法を通じて日常的な物体をステージ上に持ち込むことによって、何がパフォーマンスになり得るのか、あるいはなり得ないのか、芸術と日常の境界について実験する。

モモセシュン:ベルリンを拠点とする演奏家。楽器の改造による倍音を利用しながら、聴く行為を通じて演者と観客の相互関係を探求している。
https://www.shunmomose.com