概略
植物と共生する微生物による燃料電池、光合成を利用する藻類電池、そして水の電気分解による燃料電池と複数の発電の仕組みを組み合わせて用いる。それぞれ発電された微弱な電気は再び植物へと還流。電気刺激を介して植物の成長促進を試みる。また、鑑賞者はこのシステムに介入・参加することができる。本来あるべき循環の姿とともに、人間の道具としての電気と自然との関わりを再考する機会を提示する。
プロフィール
生物の機能や感覚を組み合わせ、従来の感覚がずれるような体験を創出し、ヒトと生物の新しい関係を築くことを目指す。近作にウナギの幼生レプトセファルスのロボットとヒトが泳ぐ映像『冬の虹蜺』(2024)など。第18回文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門新人賞、2017年、アルスエレクトロニカPrix Ars Electronica 2017 Digital Musics & Sound ArtにてHonorary Mentions受賞。東京大学大学院修士課程在籍。
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